行政書士試験の点数配分と目標点数
行政書士試験の科目ごとの点数配分についてですが、きちんと確認していますか?
他の試験でも言えることですが、資格試験の合格を見据えた計画を立てる上で試験科目と点数配分を知ることは必須事項です。
行政書士試験の点数配分について
行政書士試験は、五肢択一と多肢選択式と記述式の3つの出題傾向になります。それぞれ点数配分が違います。
・五肢択一は各4点。
・多肢選択は各2点
・記述式は各20点(部分点あり)
という構成になっています。
各科目の点数配分について
各科目の点数配分についてみていきます。
基礎法学
基礎法学は2問出題されます。4点 × 2問 = 8点
憲法
憲法は5問出題されます。4点 × 5問 = 20点
民法
民法は9問出題されます。4点 × 9問 = 36点
行政法
行政法は19問出題されます。4点 × 19問 = 76点
商法
商法は1問出題されます。4点 × 1問 = 4点
会社法
会社法は4問出題されます。4点 × 4問 = 16点
多肢選択式
憲法が1問出題されます。2点 × 4 = 8点
行政法が2問出題されます。2点 × 8問 = 16点
記述式
行政法が1問出題されます。20点 × 1 = 20点
民法が2問出題されます。20点 × 2 = 40点
一般知識
一般知識の問題が14問出題されます。4点 × 14問 = 56点
上記の点数配分を見ますと、憲法、民法、行政法、一般知識の出題数が他の科目に比べて多いのがわかります。実際に合計した点数を出してみると、
憲法:28点
民法:76点
行政法:112点
一般知識:56点
となります。4つの合計で272点になります。全体の9割をこの科目たちがしてめています。また、何といっても民法と行政法で188点と合格ラインを超えています。
このことから、民法と行政法が試験を合格するための肝となります。
足切りがあるので注意
上記より、民法と行政法だけ極めればいいじゃん。と思われるかもしれませんが、行政書士試験には足切りがあります。なので、その条件に気をつけなければなりません。
①行政書士の業務に関し必要な法令等科目の得点が、満点の50パーセント以上である者
②行政書士の業務に関連する一般知識等科目の得点が、満点の40パーセント以上である者
③試験全体の得点が、満点の60パーセント以上である者
上記のように、法令と一般知識で足切りがあります。①はおそらくクリアできると思いますが、問題は②でここで不合格となる人が多いのです。なので、民法と行政法だけではなく、一般知識もまんべんなく勉強しなければなりません。
各科目の目標点数
各科目の目標点数はこのような感じだと思います。
基礎法学:1問の4点
憲法:3問の12点
民法:6問の24点
行政法:17問の68点
会社法:2問の8点
多肢選択式:20点
記述式:30点(部分点あり)
一般知識:8問の32点
の合計198点。この配分を目標にすると計画も立てやすいと思います。
勉強する上で、民法と行政法は一番時間を当てたほうがいいと思います。その次は憲法と一般知識ですね。時間がない方は、基礎法と商法・会社法は捨てた方がいいと思います。とくに会社法は条文見るとわかりますが、結構範囲が広いので。
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